ゲーマー徒然草
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PS3、なぜ発売延期しない?
もう新聞各紙などでも報道されていますが、SCEは11月発売予定の「プレイステーション3」について、欧州での発売再延期と日本・アメリカの予定発売台数の大幅削減を発表しました。原因はブルーレイディスクのレーザー部品の調達に遅れがあったという事です。これにより欧州での発売は来年の3月に変更され、また日本とアメリカでの初回出荷台数は当初の計画から大幅に縮小された10万台と40万台にそれぞ決まりました。

いや、かなり驚きました。初回出荷が10万台という数は前代未聞なんじゃないでしょうか?47都道府県でキッチリ分配したとしても1県あたり2100台程度にしかなりませんし、販売形態もPS.comなどのネット販売もあるでしょうから発売日に店頭に並ぶ数がいったいどれほどなのか全く見当がつきません。初回完売は間違いないのでしょうが、パニックになるのは目に見えています。それが分かっていながら無理にでも発売するなんて、あまりにユーザーへの配慮に欠けています。
価格発表以来「高額過ぎる」と言われ続けているPS3ですが、それでも欲しがっているプレイヤーの数は少なくはないでしょう。また熱烈なソニー支持者だってもちろん欲しいはずです。そんな心から欲しいと願っている人にすら行き渡らない、そんな数しか用意できないと知った時、彼らはどう思うでしょう?良心的に解釈して入手を待つ人もいるでしょうが、品薄を分かっていて発売に踏み切ったソニーに対して憤るユーザーも少なくないのではないでしょうか。

また、こうなるとユーザー同様にかわいそうなのはサードパーティーでしょう。今までならロンチと呼ばれるハード発売同時ソフトというのは例外なく多くの本数が捌けるものでした。やっぱり誰だって新しいハードを買ったら、それに対応した新しいゲームを買いたいものですからね。今回のPS3はもともとロンチタイトルが少ないとは言われてましたが、それでもハード発売に間に合わせようと必死でゲームを作っていた会社がコーエーを初めとして何社かはあるわけです。
そんな必死の思いで作ったゲームがどんなに頑張っても初週は10万本に達する事がないのが現時点で確定したのです。ロンチ最大の旨味であったはずの「初週ダッシュ」が通用しないどころか、今回はロンチのはずが凡作扱いの本数で終わってしまう可能性すらあります。ネットオークションが活気ある現在、10万台の中でどれほどの台数が本当にゲームが好きな人に行き渡るのかすら疑問視されていますからね。
そうなると制作サイドのテンションだって下がらざるを得ないでしょう。作るからには売れて遊んで欲しいと願うのは当然ですから、ハードそのものの数が少ないと知って誰がテンションを上げて制作に臨めるというのでしょう。

今回の発表はゲームファンとして、正直なところ心底ガッカリしました。充分な量の供給が間に合わないのなら、一時の恥や批判に耐える事になっても発売を延期するべきだったと思います。もちろん決算に響くのは間違いないでしょうが、それでもユーザーを混乱させない為にも、また欧州のユーザーの反感を避けるためにも、まともに考えれば発売延期をするべきだったはずなんです。それをソニーは強行発売しようとしています。しかもまともな生産はつい最近になって始まったという事ですから、11月に売ろうとしている商品はテスト生産に近い段階のものになりそうです。おそらく不具合が出るのは今までの例から考えても避けられないでしょう。そんな商品を訴訟大国のアメリカで40万台も売ろうとしているのです。
もうすぐ東京ゲームショーが始まります。現段階ではプレスデーにソニーブースで行われる発表会の中で「久多良木氏に質問しよう」というコーナーが設けられ、様々な質問をする時間が20分ほど用意されているそうです。そこで何を彼は語るのでしょう。どんな厳しい質問があっても甘んじて受け入れるつもりなのか、それとも否定的な意見に対して得意の夢物語を語って煙に巻くつもりなのか。いずれにしても注目しなければいけない大イベントになりそうです。

確かに私は任天堂ファンですから、Wiiが国内でようやく据え置き機シェアトップが穫れそうな流れが来ているのは嬉しく感じています。でもそれは現シェアトップのPS2の正統な後継機であるPS3とシェアを争ったうえでのトップであるからこそ嬉しいのであって、ロクに争いもせずに先行発売の利を活かしただけの結果であるのなら嬉しくも何ともありません。むしろ不満が残ります。
発売日が近かったからこそ楽しみでした。ゲーム改革を叫び続ける任天堂路線と、従来のゲーム作りを踏襲しつつもさらに上のレベルを目指そうとするSCE路線の真っ向勝負が見たかったです。ジャッジである消費者がどちらを選ぶのか、どちらの主張が受け入れられるのか、同等の条件の下でのガチンコ勝負を楽しみにしていたんです。
私がDSがPSPに勝利した時になぜ嬉しかったのか。それは「ユーザーはDSを選んだ」というのが明確だったからなんです。ほぼ同時期に発売された両社のゲームに対する姿勢を体現したようなハードの勝負で、多くのユーザーが任天堂路線を選んだのが嬉しかったのです。

今回の失態はSCEが悪いのか、久多良木氏が悪いのか、それともソニー本体の体制に問題があるのか、そんな事はユーザーである我々には知った事ではありません。ただ結果的にハードは超が付くほどの品薄になり、ロンチタイトルは売れても数万本程度に留まり、多くのユーザーとサードパーティーの反感を買った…という事実が残ります。
今回の発表にソニーのどんな思惑があるのか。このままで本当にいいと思っているのか。名誉挽回のチャンスを用意しているのか。ここから年末までの数ヶ月はゲーム史に必ず残るような大事な時期だけに、気を抜かずに注視していきたいと思います。



最後に。今日の記事で不愉快に感じる表現があったかもしれません。それだけ私が今回の発表に憤っていると理解して下さい。

テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム

この記事に対するコメント

for ごろんた様
確かにドリームキャストは「出だしで失敗した」と今でも語られますからね…。
それでもソニーという大企業にとっては「発売延期」という言葉のネガティブさは大きいのでしょう。何としても今年のクリスマス商戦には参加したかったんでしょうね、PSPとPS2では今年の年末はキツいでしょうから…。
【2006/09/09 02:40】 URL | YOH #- [ 編集]


for きり様
それだけ用意しても発売当初は「PS2が手に入らない~!」なんて話題になっていたのに…。今回はその比じゃないだけに、どうなるのか注目したいです。
サードパーティーは本当に辛いところです。コーエーとかはソニーにかなり注力しているのですが、大丈夫なのかなぁ…と。PS3のスペックをフルに活かしたゲームを作るには相当の金額がかかるらしいですしね。
【2006/09/09 02:37】 URL | YOH #- [ 編集]


ドリームキャストも初回出荷台数は充分な数を確保できず、苦戦しましたからね。
もっとも、DCには下位互換性がなかったせいもありますが…
はたしてPS3はどうなるんでしょうねえ。
充分な数をそろえられずに販売するのも買う側が困りますし。
何が何でも発売日ありき、ということなのですかね。
【2006/09/08 18:51】 URL | ごろんた #dt4JMNiE [ 編集]


ちょっと調べてみたらPS2の時は初回90万台出荷して、3日間で完売したようですね。
GCも45万台出荷して、3日間30万台が売れたようですし…。
それを考えると、いくらPS3が高額でも10万台は少なすぎますね…。
転売目的の人たちが喜びそうな気がします(==;)

ホントにこんな状況でサードメーカーはついてきてくれるんでしょうか…。
開発費は高騰しているはずなのに、回収がままならないようでは…。
ソニーは、多くのサードメーカーのおかげでシェアトップを奪えたことを忘れてしまったんですかねぇ。
【2006/09/08 12:19】 URL | きり #- [ 編集]


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