ゲーマー徒然草
ゲームばっかりやってるおっさんの日記
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

回想録vol.2~「ドルアーガの塔」
思い入れのある80~90年代のゲームを振り返る「ゲーム回想録」。第2回目の今回は1984年にナムコがアーケード向けに発表したアクションRPG「ドルアーガの塔」です。各階に隠されている宝箱を取りながら59階で待つ悪魔ドルアーガを倒し、最上階である60階に封印されている恋人を助けるのが目的となっています。
当時は目新しかった「剣と魔法の世界」を導入した世界観やアーケードゲームで初めて「主人公の成長」を取り入れたシステム、そして目的を達成すると残機の有無に関わらずゲームが終了してしまう「エンディング」の存在など、あらゆる部分が斬新かつ画期的で当時のゲームファンを夢中にさせました。
アーケードでの発表から1年後の85年にはファミコンに移植されて家庭用でもブレイクしました。攻略本「ドルアーガの塔の全てがわかる本」はゲームの攻略本としては初めて書店の売り上げランキング1位を取ったという逸話を残しています。

とにかく苦労したゲームでした。このゲームは上段で軽く説明したように各階に隠された宝箱を取りながら進めなければならないのですが、この「隠された」というのがキモとなっています。序盤こそ画面の中にいる敵を倒していけば宝箱が出現するのですが、中盤から終盤にかけては「こんなの判るか!」と叫びたくなるような条件の連続となっていて、まともに1人で取り組むには攻略本でもないと遊んでいられないような内容になっているのです。
ところが時代は20年以上も前の話です。まだファミコンは登場して間もない頃、ゲームといえばアーケードゲームという時代に攻略本なんて存在するはずもありません。ですから基本的にはクチコミ、もしくはプレイしている人の後ろから覗き見して(この行為を「スパイする」から転じて「スパる」といいます)宝箱の出現方法を探すしかなかったんですね。しかも当時は見知らぬプレイヤーに対して情報をお互いに共有しよう…なんて博愛的な気持ちはサラサラありませんでしたから、上手いプレイヤーはなかなか宝箱の出現方法を見せてくれようとはしなかったのです。
これが本当に辛くて困りました。このゲームの発表当時は私は中学生だったのですが、情報が無いなりに必死でプレイするしかなかったのです。「あっちで◎◎階の宝箱の出し方が判ったらしい」という情報を聞けば、電車で2時間近くもかけて遠征して情報を手に入れたり…と情報の為にあちこちのゲームセンターを飛び回る毎日を送っていたのが思い出として鮮烈に残っています。
もし発表が数年後、ファミコンが普及した頃だったら攻略本がすぐに出たでしょうし、現在ならネットですぐに検索できる事でしょう。しかしそんなものがなかった時代、文字通りひたすら足で情報を稼ぐしかなかったんですね。そんなゲームは後にも先にもこの「ドルアーガ」だけでした。

また「エンディング」の存在もインパクトがありましたね。当時はゲームが上手くなれば、いつまでも遊んでいられるのが当然の時代でしたから、目的を達成してしまうと強制的にゲームが終了してしまう事についてはゲーマーの間でも賛否両論がありました。
「なんで上手くなると終わりになるんだよ!」「いや、これこそゲームが物語である証だ」…と真面目な顔をして討論している人を実際に馴染みのゲームセンターで見た事があるくらいです。ちなみに当時の私のスタンスは「エンディング否定派」。エンドレスに遊べるようになるために資金を投資して腕を磨いている…という意識がありましたから、目的を達するとプレイヤーの残機の有無に関わらずゲームが終了してしまうのが納得できないものがあったんですね。まぁ、そもそも時代的に明確な目的があるゲームも少なかったのですけど…。

つい先日の事なんですが、私の助手君からこんな発言がありました。私がPSPで「ドルアーガ」を遊んでいる時に、しばらく画面を見つめていた助手君が「ドルアーガ」である事に気付くと「よくそんなゲームをやりますね~。それって攻略本の内容を覚えていなければクリアできないゲームでしょ?」なんてサラリと言うんですね。
もちろん内心はムッとはしたのですが、これは仕方がないですね。確かにファミコンでこのゲームを知ってファミコンでしか遊んでいない人からすれば、なぜこのゲームが当時のアーケードのゲーマーから高い評価を得ているのか理解できなかったでしょうし、またアーケードのゲーマーもファミコンで攻略本を片手に軽くクリアしてしまった人に理解してもらおうとは思わないでしょう。
あらゆる面で画期的だった「ドルアーガ」は当時のアーケードのゲーマーに衝撃を与えましたが、ファミコンに移植されてブレイクした頃は既にファンタジー世界を舞台にしたゲームがいろいろとありましたし、エンディングがあるゲームもそれほどインパクトは与えなかったはずです。(もう「スーパーマリオ」でもエンディングはありましたしね。)
衝撃を受けて斬新さを体感できた人しか理解できないのは当然の事で、その苦労や感動を後の世代の人と完全に共有するのは無理な事です。今の中学生や小学生が「ドラゴンクエストIII」になんの感動も感じないのと一緒の事なんですね。ここにジェネレーションギャップに似たものを感じました。

現在、私がよく遊んでいるPSP版はオリジナルを忠実に移植した作品なんですが、パソコンも含めていろいろと移植されたゲームでした。このアーケード版の忠実移植を除くと、PCエンジン版が非常に良く出来ていて大好きでしたね。グラフィックも後で統一されたものに準じていますし、バックストーリーもしっかりとフォローしてあります。アーケード版ほどの不親切さも無くなりましたから、トータルで見たゲームバランスもしっかり取れているのではないでしょうか。
ですから、実は秋に発売される任天堂の次世代機「Wii」で出来るようになったゲームのダウンロードサービスでは、まずこのPCエンジン版の「ドルアーガの塔」を購入しようと目論んでいます。名作と誉れ高いPCエンジン版に再会できるのが今から楽しみでワクワクしているのです。


あ~!!早くWiiが出ないかな~!!


この記事に対するコメント

for リョウジマ様

おそらくベーシックマガジンの85年2月号が最初の宝箱リスト公開だと思います(つい最近まで持っていたものですから…)。コンプティークはその直後だったかなぁ…ごめんなさい、ちょっと確認が出来ないです。
このベーマガが発売された時は私の友人は怒りましてね…「あんなに苦労して探した出現方法を簡単に載せやがって!」ですって。当時のゲーマーの秘密主義を語るエピソードですね。

そう、PCエンジンの「ゼビウス」もいい出来をしているんですよね。やっぱりPCエンジンに対するナムコの姿勢はただならぬものがあったなぁ…と今さらながら思います。Wiiのパッドでどれほど楽しめるかが気になりますね!
【2006/08/01 01:51】 URL | YOH #- [ 編集]


for ポカリ様

う~ん、確かに一見すると華のあるゲームじゃありませんし、知らなくても当然かもしれませんね。(特にファミコン版が出たのはファミコンの黎明期に近い頃ですしね!)
本当はここで「いいゲームですから、ぜひ遊んでみて下さいね!」と言いたいところなんですが、ゲームの性質上、そうも強く薦められないのが痛いところです。
知識として頭の片隅にでも置いといて頂ければ結構ですよ~。自分の知らない過去のゲームなんて、その程度でいいのだと私は考えています。
【2006/08/01 01:45】 URL | YOH #- [ 編集]


for ごろんた様

いえいえ、とんでもありません、もちろんそれでいいのだと思います。1つのゲームに対するプレイヤーの印象はその人それぞれなんですし、私が軽んじているゲームにも明確な理由があっての「名作」と呼ばれる作品がきっと山のようにあるはずですしね!
「ドルアーガ」に関しては、おそらくあの当時のプレイヤーなら誰しもが体験した事だと思います。少ない情報の取り合いというのを間近で見て「すげぇゲームだなぁ…」としみじみ感じた数少ないゲームなのです。「私には」思い入れの強いゲームなんですね。
【2006/08/01 01:27】 URL | YOH #- [ 編集]


ゼビウスとドルアーガ=「こそこそ隠れてゲーセン通い」時代でした。当時中学生で、皆でよく話しをしたものです。両作品ともアーケード→ファミコンへの移植は比較的早く行われたような気がします、実際はどうか忘れましたが。
 当時、ドルアーガの宝の出し方一覧をいち早く公表したのはコンプティークかべーマガか‥どちらも月刊誌なのに、情報が速い!と感じる時代でした。アーケード一作品の寿命も長い時代でしたなぁ。

 私は今年4月にPCEを(あまりに安く売られていたので)買いました。約10年ぶりのPCEです。ドルアーガもゼビウスも買いました。うーん、当時も今もやっぱり面白い!
 ‥しかし!PCEパッドの操作性はイクナイ!Wiiのクラシックコントローラは操作性が良さそう。PCEで遊ぶよりWiiで遊んだ方が快適、ってことになるかも知れませんね。セーブ機能の面と操作性はチョイ注目。
おっと、
>ジャイロダイン
今でもたまにやってます。すっげ~地味だけど好き。全3面でしたっけ?たしか各面がえらく長い。自分が最高でどの位進んだか良く分かりません。でも好き。
【2006/07/31 21:04】 URL |  リョウジマ #lZWhCyW2 [ 編集]


ドルアーガの塔…知らなかったです(^_^;)
アーケードゲームをしに行く機会があまりなく、私は完璧にファミコンっ子だったのですが、昔は攻略本等知らず自分で必死にやったものです…唯一、アーケードで出会ったといえば「ジャイロダイン」海のグラフィックがキレイで…ファミコンでも買いました(^w^)
でも、これも最後の最後をどうしてもクリア出来ず…
【2006/07/31 17:56】 URL | ポカリ #8Pu.k.n2 [ 編集]

勉強になります
アーケード版にまつわるエピソード、とても興味深く、楽しく、資料的な価値のある文章だと思いながら読みました。
1つのゲームが、少なからぬ影響をプレイヤーに与えていたとは、恥ずかしながら知りませんでしたので…
「ドルアーガの塔」は、ファミコン版しか遊んだことがないんです。
ですから、私には「謎解きの難しいゲーム」という印象しかないのです・・・(すみません)
そんな私には勉強になる文章でした。
【2006/07/31 10:49】 URL | ごろんた #dt4JMNiE [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://gameryoh.blog72.fc2.com/tb.php/40-651d7cd7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

YOH

Author:YOH
ゲームを愛するオッサンここにあり。
ゲームとマンガとアメコミとその他のいろいろ。

現在プレイ中のゲーム一覧
(ただいま積みゲー消化キャンペーン中!)

携帯機
DS:光の四戦士 FF外伝
PSP:ゴッドイーター

据え置き機
Wii:マリオギャラクシー2



twitter



XBOX360のマイタグ



カレンダー



カテゴリー



最近の記事



最近のコメント



ブログ内検索





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。