ゲーマー徒然草
ゲームばっかりやってるおっさんの日記
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回想録~「バベル」
今週から毎週月曜日の記事は「ゲーム回想録」と称して、過去の思い出のゲームを1本ずつ振り返っていきたいと思います。以前のブログにあった「懐古録」とほぼ同じですが、既に過去のログも消えてしまいましたし、個人的に残しておきたい内容の記事もありましたので復活という事です。
以前のブログからのリライト記事になる事も予想されますが、宜しくお願いします!



今日の「ゲーム回想録」はナムコが1986年に発表したファミコン向けオリジナルソフト「バベル」です。もう、この「回想録」を復活させるにあたっては全く迷わずに「第1回はバベルしかない!」と決めていました。もちろん結果論ではありますが、このゲームこそが私をファミコンに転ばせた張本人なのです。このソフトが無ければ、ファミコンに手をつけるのは数ヶ月、ひょっとしたら数年は遅くなっていたかもしれません。

この「バベル」が発表された1985~86年あたりというのは、ゲームセンターをメインに遊んでいた人間にとってファミコンは「敵」であり、「見下すべき存在」でした。当時のアーケードゲームプレイヤーらには「ゲームセンターにこそ本当に面白いゲームが揃っていて、所詮ファミコンなんて移植ばかりの邪道ゲームに過ぎない」と考える風潮がありましたから、ちょっと「ファミコンに面白いゲームがある…」なんて発言をしようものなら、それこそ魔女狩りのように吊るし上げそうになるような、そんな時期だったんです。(実際、アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」の当時の記事なんかを見ても、ファミコン版のゼビウスや魔界村を「邪道」呼ばわりしている記事が載っていたりします。)
当時の私はバリバリのゲーセン小僧でしたから、ご多分に漏れず「ファミコンなんて、絶対にやらねーよ」ぐらいの事を公言していました。映像や音楽、それにゲーム性と全てが優れているゲームセンターのゲームこそが至極のゲームだと信じていましたし、まして当時の社会現象にもなった「スーパーマリオ」や「高橋名人」なんて言葉を聞こうものなら、それこそ思いっきりバカにしたものです。
今にして思えば、私のゲーム人生の中で語らずには通れない作品「ドルアーガの塔」のファミコン版が、あまりにも(私にとっては)酷い移植だったのが自分をファミコン嫌いにさせた…と考えています。もしあのファミコン版が私を納得させる内容だったら、その時点でファミコンを認めていたと思うんですね。(もっともティーンエイジャー時代の「超」意地っ張りな自分の性格を考えると、まず納得はしなかったと思います…)

そんな中学生の私が親の買い物に付き合って、デパートに行った時の事。「どれ、ファミコンでもバカにしてやるかな…」なんて玩具コーナーを覗いた時に出会ったのが「バベル」でした。あの日の事は今でも鮮烈に憶えています。
最近は少なくなりましたが、当時の玩具コーナーには客にゲームを遊ばせるデモ機があったんですね。そのデパートにもそんなデモ機が何台か並んでいたのですが、「スーパーマリオ」や「魔界村」など人気作品に子供達が群がる中、1つだけ誰も遊んでいないゲームがあったんです。
地味で寂しい画面、なんだか判らないL字型のブロック、不思議なリフレインを繰り返すBGM…。妙に惹かれるものがあってフラフラとプレイしてみました。どうやらこのブロックを積み上げてプレイヤーを出口まで導けばクリアになる…という事までは判るのですが、なぜかどうやっても出口まで行けません。しばらく悪戦苦闘を繰り返してみてはいるのですが、サッパリ解き方が判らないのです。
そんな先に進めずに首を傾げる私の横で、いつから居たのか小学生くらいの子から言われました。
「ブロックを逆から持てばいいんだよ」
…確かにブロックの持ち方を変えると道が開けます。たったそれだけの事なんです。それに気付けばいいだけの話だったんです。それに気付くだけでステージを次々と進む事が出来ました。
しかし、これがとにかく衝撃で!こんなに計算されているよく出来たゲームがファミコンにあるなんて!…と夢中になるやら、悔しがるやら。かろうじて「さ、さすがはナムコ、こんなファミコンでも手を抜かないな…」なんて虚勢じみた事を考えるのが精一杯でした。この時、私の中で初めて「アーケードゲーム至上主義」という壁が崩れたのです。悔しくても認めなければいけない面白さの存在を実感したのです。

それからしばらくの間は、まるで「隠れキリシタン」のような心境でした。今までは仲間の中でも先頭に立ってファミコンをバカにしていたのですから、それが手のひらを返すように「ファミコンも面白いゲームがあるんだよ!」なんて、ゲーム仲間には口が裂けても言えません。ただ表立ってファミコンをバカにするのだけは止めてしまいました。
さらにそれから3ヶ月ほどして、とうとうファミコンを買いました。もちろん最初に買ったソフトは「バベル」、それに「悪魔城ドラキュラ」。そう、その頃はすっかりファミコンに陶酔していましたから、本体と一緒にディスクシステムまで買ってしまったんですね。
ファミコンを買った事を仲間に告白するのは非常に勇気の必要な事でしたが、いざ告白してみると何という事か、仲間の半分がファミコンを既に持っていたという事も判明しました。みんな私の「ファミコン嫌い」を知っていましたから、言い出せなかったんですね。(もっとも当時のあのファミコンブームを中学生に無視しろというのも無理な話ですが)

私にとって「バベル」はファミコンの底力を見せてくれた衝撃の作品です。後にアーケードでも発表されましたが、家庭用で思いっきり遊んでいた私にとっては魅力なんて皆無も同然、一度も遊ばなかった憶えがあります。
もしあの時、デパートで「バベル」に出会っていなければ、どうだったろう…と考える事があります。当然また別のゲームをきっかけにしてファミコンを買う事になっていたのでしょうが、それが何のソフトにせよ、「バベル」ほどの衝撃は無かったのではないか?…なんて事も思ったりするのです。
それほど私にとって「バベル」は特別な存在なんです。ゲーム雑誌などにある「あなたが初めて買ったファミコンソフトは?」なんてアンケートを見るたびに思い出さずにはいられない、そんなエピソードを持つゲームなのでした。


なおこの記事では「バベル」としていますが、正式名称は「バベルの塔」だそうです。タイトル画面には「BABEL」としか書いてないんですけどね…。


テーマ:★なつかしの名作★ ファミコンからプレステまで - ジャンル:ゲーム

この記事に対するコメント

for リョウジマ様
私の学校は禁止ではなかったのですが、やはりあの時代は良いイメージを持たれていませんでしたからね。リョウジマさんと同様に色々とビクビクしながらゲームをしていました。

あの頃は電波新聞社がナムコ作品を意欲的にパソコンに移植していましたね!動きはカクカクでしたけど、やっぱり家で遊べたのは本当に嬉しかったです。私はMSXではなかったので、MSXの「ナムコット」というナムコ純正ブランドが羨ましかった覚えがあります。動きも良かったし、「キング&バルーン」などの良作も移植されていましたし…。

あぁ、あの頃のゲームセンターの記事を書きたくなってきました。近いうちに書かせてもらいますね!こうやって頂いたコメントから記事のネタが産まれるのは本当に嬉しいです。感謝します!
【2006/07/26 01:37】 URL | YOH #- [ 編集]


私の故郷青森では中学時代はおろか高校時代もゲーセン禁止でしたので、いつも見回りの先生に見つからないようにビクビクしながら遊んだもんです。
 そんなわけで私の周囲ではファミコンは自然と受け入れられていきましたよ。隠れてゲーセンに行く輩が多かったので大抵のファミコン所持者は「隠れ二刀流」でもありましたな。
 マリオブラザーズ、ゼビウス、ドルアーガといった移植作は特に人気でしたね。
パソコン版ゼビウスを持ってる人もいたけど、見た目は綺麗でも動きはカクカク(しかしハードの性能的には良い出来)な印象でした。
 当時の私はMSXがメインだったので、マッピーやギャラガ等単色キャラでも動きが滑らかなゲームに燃えていました。見た目よりも操作性や滑らかさを重視する私の価値基準は、この頃自己刷り込みされてたのかも知れません。
 ゲーセン版バベルはパワーがタイマーに変わっていたので遊びにくかったですよ。家庭用版がじっくり遊べて良し!ですね~。
【2006/07/25 19:47】 URL |  リョウジマ #- [ 編集]


for ごろんた様
そう、ファミコンを主体にゲームを遊んでいた人にとっては、憧れ程度はあっても、それほどアーケードは意識する存在ではなかったらしいですよね。確かにそれはよく聞くんですよ。
結局、ファミコンの勢いにアーケードゲームファンが焦っていたのではないかとも思います。今にして思えば「若かったんだな~」なんて風にも思えますね!
【2006/07/25 00:48】 URL | YOH #- [ 編集]


どもです。
私の場合は、近所にゲームセンターがなかったこともあり、周りはファミコン派が多かったですね。
ファミコンをメインに遊んでましたが、アーケードものの書き込まれたグラフィック、豊かな音色、音数は当時の自分には憧れでした。
「家でもアーケード並みのクオリティのゲームが遊べればな」という気持ちがあったのも事実です。
でも、ファミコンのゲームも充分に楽しく遊べていましたから、それはそれで幸せでしたけど・・・
『悪魔城ドラキュラ』は私にとっては心のゲームの1本です。
今でもたまに遊びますから(昔より下手になりましたが・・・)
『バベルの塔』は遊んだことはないですね・・・パズルは苦手なもので(苦笑)
【2006/07/24 19:06】 URL | ごろんた #dt4JMNiE [ 編集]


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バベル

バベルバベル (Babel)* バビロンのギリシア語名。「神の門」と言う意味* バベルの塔* バベル (映画) - 2006年の映画|映画作品。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ miyuuの日記【2007/01/26 03:21】

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